皆さんこんにちは。
ちょこステ かーくんです。
だいたい1歳前後の子どもにみられる手足口病。
こちらを見てる皆さんも、きっと罹ったことがあるでしょう。
手足口病は「子どもがなる」というイメージですが、それはだいたい正解です。
ただ、大人が罹らないとは、誰も言ってませんよね。
手足口病の概要と、何故大人も罹るのか、一緒に見ていきましょう!
手足口病は風邪の夏風邪
一言で夏風邪と言っても、本来は数えきれないほどあります。
代表的なのは「手足口病」「ヘルパンギーナ」「プール熱」でしょう。
プール熱は「アデノウイルス」というウイルスが原因ですが、プールで感染することが多いため、プール熱と呼ばれています。
手足口病はその名の通り、手・足・口周囲に赤いポチポチができます。さらに水ぶくれになったり、チクチク痛かったり、子供にはつらい症状。
口にできると食べ物・飲み物がしみて、食べれない・飲めないが生じます。最悪の場合脱水で点滴なんてことも・・・。
潜伏期間は数日~1週間程度
手足口病は接触(触ったり)、飛沫(つばなど)感染が主です。ウンチなどからも移りますので、オムツ交換やトイレなどはやや注意!
感染初期はまだ表には表れず、体の中でウイルスが増殖している期間です。一定量増えることで体に症状が出て、周囲への感染力もみられます。
発病すると約3割で発熱がみられ、熱は長くは続きません。その後腹痛や下痢、風邪に似た症状が出てきますが、一般的に1週間程度で治ります。
ただそれだけには留まらず、合併症(髄膜炎、脳炎)に繋がるケースもあるため、しっかり様子をみていくことが大切。
大人が罹ると重症化する可能性がある
子どもの多くが罹る理由としては、免役力がまだ少なく、体の中でやっつける力が弱いからです。ただ体は頭がいいので、一回やっつけた相手を覚えて、次はやられないように準備をします。病気によっては二度目は罹らないのは、そういう免疫の為です。
しかし
この手足口病は、大人だからと言って罹らないわけではありません。
なぜかというと、アデノウイルスは一種類ではなく、複数種類存在しているので、覚えた免疫が働かないのです。
実際コロナウイルス(COVID)も本来は「風邪」なのですが、その中の19というウイルスが悪さをしています。それと同じ感じ。
大人の症状は子どもより強い
先にも話したように、手足口病は手・足・口などに赤いポチポチや水ぶくれができる病気です。大人も概ね同じなのですが、手足口以外には表れるのです。
足の裏なんかにできた場合、歩けないこともあるくらい。
また子どもより熱が高く、インフルエンザのような倦怠感、関節痛があり、治るのに2倍以上の2-3週間かかるとも。
この病気は特効薬がないので
熱=解熱剤
痛み=痛み止め
など、対処療法を繰り返すしかないのが現状。薬によっては相性が悪いこともあるので、必ずお医者さんの指示に従ってください。
侮れない大人の合併症
子どもでも手足口病による合併症はありますが、大人の場合にはより重く、出る可能が高いのです。
頭に起こる神経系の合併症、心臓に起こる循環器系の合併症など、必ずコレ!と起こるものではないのが難しいところ。
手足口病の症状に紛れてしまうこともあるので、あれ?と思ったらすぐに受診をしましょう。
手洗い・うがい・マスク
手足口病を防ぐには、感染経路を絶つことが重要。
接触感染→手洗いを細目に行い、感染源になりやすいもの(手洗いタオル、衣服など)は洗濯・乾燥を徹底。家族間で共有させない。
飛沫感染→うがい、マスクを徹底させる。
なんか、コロナウイルスと一緒ですね。感染防御の基本は、今皆さんが行ってることです。インフルエンザも含め、今後に生かしてくださいね。
免疫を高める生活を心がけよう
手足口病を含め、体が弱ってる時や心が弱ってる時になりやすいもの。
睡眠・食事・運動を生活に取り入れ、ストレスが溜まらないように発散させましょう!
忙しい皆さんは、なかなか難しいかもしれません。
1週間単位で食事のバランス、適切な睡眠時間、30分程度の運動(ストレッチなども可)を試してみましょう。
忙しさに任せてストレスを見て見ぬ振りはせず、休みは遊んだり、趣味に取り組んだりと、ストレスも解消していきましょう。